普通科_各教科

 国語科では、必履修科目の現代の国語と言語文化に加え、コース別に古典探究と論理国語または国語表現を履修します。写真は、国語表現の授業で手紙を書いている様子です。点字使用の生徒は、ブレイルメモやタブレットなどを使ってデータ形式で下書きをしています。ブレイルメモの内容をモニタに表示すると、教師とのやり取りもスムーズに行えます。自分の文章を繰り返し推敲することで、より伝わる表現が身に付くことを目指しています。

【数学Ⅰ】

写真は黒色のボードに白色のビニール紐を貼り付けて作成した三角比の拡張の模型です。弱視生徒が見てわかるようにコントラストに配慮し、また、盲生徒が触ってわかるように紐で凹凸を付けています。sin、cos、tanの学習の理解を深めるために活用しています。

【生物基礎】

 血液成分の観察

血液の成分について触って理解することができる自作教材を使用して学習しています。

血球については、赤い吸水ポリマーを赤血球、白色の樹脂を白血球、消しゴムを血小板に見立てており、血球の比率も実物に近づけて表現しています。血しょうについては、水にグルコースや無機塩類等を溶かして作成しており、血しょう中に含まれている物質を理解することができるように工夫しています。

【地理歴史・公民科】

地理歴史科では、地理総合、歴史総合、世界史探究を学習しています。公民科では、公共を学習しています。ともすれば学習内容の暗記になりがちな教科ですが、自分の生活に置き換えて、自分のこととして捉えられるような授業を行っています。我が国を取り巻く様々な事象及び諸課題や、現代社会の現状及び課題について、よりよい生活を送ることができる社会について考えます。また、持続可能な社会の在り方について究明できるようになることを目指しています。

 外国語の授業では、「英語を使って何ができるようになるか」をテーマに「見える・分かる・できる」を生徒が実感できる授業に取り組んでいます。

 学習内容の精選に重点を置き、英語の特徴やきまりをしっかり理解しながら、既習事項と新しい学習内容を結び付けて学べるように、教材教具を工夫しています。また、生徒用タブレット型端末と教師用タブレット型端末をzoomで繋いで画面共有することにより、弱視の生徒がスライドを手元で見やすくなるように工夫し、教師の説明や生徒の活動が円滑に進むようにしています。

 英検取得にも積極的に取り組んでおり、準会場として年3回の配慮受験を実施し、毎年、合格者を出しています。

 また、月に1回程度ALTも来校しています。英語でコミュニケーションを図る資質・能力の育成を目指しています。

 学んだ知識を、実験や実習を通して考えを深めながら、確実に習得できることを目指しています。

 布が被服の材料に使われる理由を織物の三原組織から考える学習や、ユニバーサルデザインのコップを使った介助体験、卵の性質の理解を深めるためのマヨネーズ作りなどに取り組みました。

 キーボードによる「シンコペーテッド・クロック」の演奏に取り組んでいるところです。

 一般的な楽譜では視覚情報が多すぎ、拡大したとしても見づらいため、生徒それぞれの演奏する音名と休符に情報を絞った簡易的な楽譜を作成し、配付しています。

 生徒たちは自分の見やすい位置まで近づけて楽譜を見ながら楽器の演奏をしています。また、生徒それぞれが演奏するパートの音声を配付し、楽譜を見るとともにiPadの音声で自分の演奏パートを確認しながら練習を行っています。

 キーボードの鍵盤には、演奏に使用する位置を見付けやすいように音名シールや点字ラベルを貼っています。

 情報Ⅰ

 音声パソコン(PC-Talker)の操作技術を習得させ、マウスなしでパソコンの基本操作やEXCELのIFS関数等を操作することができるよう指導しています。視機能の実態からマウスポインタを見つけることが困難なため、全てキーボードで入力しています。

※「音声パソコン」とは、「PC-Talker」等の音声読み上げソフトがインストールされているパソコンのことを言います。パソコン画面に表示されている内容や、キーボードで入力した操作を音声で読み上げてくれます。

※音声パソコンから発せられる音声が周りに聞こえないように、片耳にイヤホンを装着して操作しています。

 体育の授業では、個々の見え方に応じた工夫をもとにSTT(サウンドテーブルテニス)やゴールボールなどの視覚障がい者スポーツだけでなく、タップダンスや水泳、持久走など様々な競技に取り組んでいます。

 例えば、ダンスの単元では、教師の足元をカメラで撮影し大型モニターにリアルタイムで映すことで、生徒は足の動かし方に注目して覚えることができます。振付では、生徒それぞれが工夫して、様々なポースをとって表現します。ダンスの発表会に向けては、全員で一致団結して練習をし、生徒が工夫したステップを踏むなど、表現力を育みました。

 個々の障がいによる学習上又は生活上の困難を改善・克服しようとする取組を促す教育活動を行っています。個々の生徒の実態把握に基づき、指導すべき課題を明らかにし、個別の指導形態で行っています。

 公共交通機関を利用した通学に向けての歩行学習、健康状態の維持・改善と余暇の充実を図るための活動、言語の受容と表出力の育成を目指した論文作成、作業に必要な動作と円滑な遂行を目指して調理などに取り組んでいます。

 令和5年度「本校で行える節電対策」

 1学期に本校の電気料金についての現状と課題を本校の事務室・学校長にインタビュー等で調査し、温便座の電源を切る等の節電対策を実施しました。また、温便座での節電効果を数値化するために、温便座の仕様書をもとに計算によって電気料金を求めました。

 2学期には、きらり祭(文化祭)での発表に向けてスライド作成・発表練習を行い、 「節電への道」(仲間と協力してよりよい生活へ)というテーマでSDGs QUESTみらい甲子園にエントリーしました。WEBエントリー時は音声パソコンを使用して生徒達でエントリーを行いました。