視覚補助具

見えづらい状況を助けるための道具や工夫には様々な物がありますが、その中からレンズを用いた道具として、学校に揃えている「ルーペ」「単眼鏡」「遮光眼鏡」の一部を紹介します。

据え置き型

見たいものの上に直接置いて使うかたちの物です。レンズを支える力が要らないので、腕や手の力が弱い方、手が震える方、長時間の読書時、辞書を参照しながらの学習時等に向いています
レンズを直接置いて使うため、見るものが水平でなければ使えません。

手持ち型

レンズに持ち手がついていて、見るものとレンズとの距離を手で一定に保ちながら使います。パソコンの画面や壁面のように垂直になったもの、ビンや缶のラベル、商品の値札等様々な場面に用いることができ、種類も豊富ですが、長時間の読書等には向きません。

双眼鏡を片目用にしたものです。主に遠くのものを見るために使いますが、部品をつけて卓上の文字を読むことができます。自分の見たいものをとらえてピントを合わせるまで時間を要し、スムーズに操作できるようになるには練習が必要です。

簡単に言うとサングラスですが、目に有害であると言われている紫外線はほぼ完全にカットできます。
まぶしいと感じる光の波長は個人差がありますが、遮光眼鏡はそれぞれが特定の光の波長を選択的にカットするように作られているので、自分のまぶしさに合ったレンズを選ぶことができます。場面によって、レンズを使い分けることも必要です。